ミスト | この映画に腹がHELL
No.003 ミスト
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果たして、彼らはなぜに襲ってきたのだろうか?
やはり、お腹が空いていたのだろうか?ここにたどり着くまでに、ご飯は食べていなかったのだろうか?初っ端から食欲全開な映画である。
お腹が減ると機嫌が悪くなるのは、人間だけではなく動物一般に言えることだ。それは、どんな生物においても共通していることなのだろう。たとえ見たこともないような生物であっても。
ただ、好物は何かについては、議論が生じるべきところだ。人間が好物なのか?腹を満たせれば、なんでも良かったのだろうか。美味しいかなんかは、食べて見ないとわからないものである。食わず嫌いなんてこともあることだし。ちょっと秘境へ探検に行って、現地で食べた昆虫食が意外と美味しくいただけたり、臭いで敬遠してきたドリアンの美味さにハマって抜け出せなくなったり。採算度外視のガリガリ君の珍味シリーズ。まぁ、いずれ彼らにとっては地球の人たちは絶好の食料だったのだろう。彼らの見た目から想像するに、野菜(植物)も食べそな感じなんだけどね。
仮に、あれだけの生物が地球(アメリカの一部だけど)に侵略したとして、人間を頂点とする食物連鎖のピラミッド、その全てでその腹がみたせることは疑わしい。いずれ食料は絶え、共食いに発展、奴らは餓死するのは目に見えている。そういった結果が見えていれば、そこまで怯える必要はないのだけれど、そこは人間。色々と想像を巡らし、自ら自滅への道を突き進んでゆく。
ここで道は外れるが、ウォーキングデッドのキャロルこと、メリッサ・マクブライドが出演している。そして、やっぱり自分の子供のことでなんだか大変なことになっている。いや、もしかしたら、これを見たウォーキングデッドの製作者の誰かが、ウォーキングデッドの配役・シナリオへと道を見つけて進んだのかもしれない。
この原作を読んだことはないし、多分、今後も読む機会はないだろう。しかし、最後のオチはやっぱり好きだ。このオチがあるかないかで、この映画の評価もだいぶ違うのだろう。実際、初見ではかなり後味が良くなかったように記憶している。この映画を参考に、今度大事に遭遇した際には、霧が晴れるまで待つという選択肢も考えてみようと思う。
自分のシナリオは、ハッピーエンドで終われるように。